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ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MAUR)の責任者は14日午後、建設中のメトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の高架橋からエラストマー軸受パッド(elastomeric bridge bearing pads)が外れていたと発表した。同案件では、以前にも同様のトラブルが発生していた。
今回新たにトラブルが発見された箇所は、いずれも共同企業体のスミトモ・シエンコ6(Sumitomo - Cienco6=SCC)が請負うCP2パッケージ(高架部分と車庫)の一部の高架橋。
これ以前に、高架橋「VD14-10」の区間でエラストマー軸受パッドが外れてしまったことを受け、市当局は調査チームを発足し、同パッケージの複数か所の検査を実施した。この結果、「VD12-34」区間でもエラストマー軸受パッドが外れているのが見つかった。
調査チームは請負業者のSCCおよびコンサルタントのNJPTアソシエーションに対し、具体的な原因を究明し、復旧と対策を行うよう求めた。
市は関連機関・組織と協力し、引き続き同パッケージのエラストマー軸受パッドの検査を実施している。これまでに40%が検査済みとなっているが、全てを検査する予定だ。