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ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)と米クアルコム社(Qualcomm)はハノイ市で12日、最先端技術を使用した第5世代移動通信システム(5G)インフラの開発で提携することを発表した。
ベトテル傘下のベトテルハイテク産業総公社(Viettel High Technology Industries=VHT)が、「Qualcomm X100 5G RAN Accelerator Card」と「Massive MIMO Qualcomm QRU100 5G RAN Platform」を既存のベトテルのハードウェア、ソフトウェアと組み合わせて用いることで、オープンRAN Massive MIMO 5G基地局の整備を加速させる。
ベトテルは、クアルコムが選定した新しい5Gチップセットシリーズの開発と応用に参加する世界のパートナー4社のうちのひとつ。
VHTのグエン・ブー・ハー社長は、ベトテルは常に、新しい通信技術の開発における先駆者であるとしたうえで、「本プロジェクトにおけるベトテルとクアルコムの提携は、ベトナム製5Gインフラ開発に関する国家戦略上の重要な節目となるものだ」と話した。
ベトテルは、ベトナムの人口の97%をカバーする高品質の第4世代移動通信システム(4G)網を整備した企業であり、世界の先進諸国並みに最も早く5Gサービスを開始。現在は150あまりの基地局で全国18省・市において5Gサービスを提供している。