(C) vtv ![]() |
農業農村開発省傘下の農林水産品質管理局(NAFIQAD)は、日本で12月1日に施行される「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律(水産流通適正化法)」について、国内の輸出業者に向けた情報周知に努めている。
同局によると、対象となるのは、◇イカ、◇サンマ、◇サバ、◇マイワシの4種類。12月1日以降は、輸出業者が対象となる水産物を日本に輸出するにあたり、必要な書類を準備して所在地域の農林水産品質センターに提出し、トレーサビリティ証明書の発行を申請する必要がある。トレーサビリティ証明書は管轄当局の要件に従い、輸出貨物に添付しなければならない。
同局はベトナムの輸出業者に対し、日本の輸入業者と緊密に連絡を取り、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)に関する規制と手順を確実に把握・実施すると共に、両国の規制を研究しIUUに関する規定の実施とトレーサビリティを確実にするための内部規制の策定・導入を行うよう促した。
商工省によると、2022年1~10月期におけるベトナムから日本への水産物輸出額は前年同期比+32.9%増の14億3000万USD(約2020億円)へと大幅に増加し、水産物輸出額全体の15.2%を占めた。