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- 93%が顧客コミュニケーションにAI活用
- 越人消費者の15%は買い物時にAIを利用
- 調査対象国中でベトナムが導入率最高
世界大手の会計事務所デロイト(Deloitte)の報告書「AIフォー・ビジネス(AI for Business)」によると、ベトナム企業の93%が顧客とのコミュニケーションやアプローチにおいて少なくとも一つの人工知能(AI)ツールを導入していることが明らかになった。用途を見てみると、66%が顧客対応、63%が新規顧客の獲得にAIを活用しているという。
また、米メタ(Meta)が委託した調査「シーズナル・ホリデーズ・スタディ(Seasonal Holidays Study)」では、ベトナム人消費者の15%が買い物のアイデアを得る際にAIツールを利用したことがあると回答している。
5月8日にハノイ市で開催された「メタ・マーケティング・サミット2025(Meta Marketing Summit 2025)」では、メタ東南アジア担当副社長のベンジャミン・ジョー氏が、「ベトナムの消費者は、日常生活へのAI活用において世界的に新たな基準を打ち立てている」と述べた。
同氏は、調査対象国の中でベトナムのAI導入率が最も高いことを挙げ、「このような柔軟で開かれた姿勢は、AIを活用してパーソナライズされた顧客体験を構築したい企業にとって、大きなビジネスチャンスとなる」と発言した。