坂場三男駐ベトナム日本国大使とメコンデルタ地方カマウ省のブイ・コン・ブー主席は12日、日本政府による「カマウ省森林火災跡地コミュニティ開発支援計画」実施のための書簡交換を行った。総額9億500万円を供与額とする無償資金協力を行う。
同省ウミンハ地区では雨季の冠水や乾季の森林火災により、農民の生活基盤が不安定であるうえ、道路や教育・医療施設の整備が不十分な状態が続いている。そのため、このプロジェクトでは、生活道路(約32キロメートル)、医療施設(5カ所)、初等学校(5校)などのインフラ整備、再植林のための林地改良など多方面にわたる整備を複合的に行うことになっている。