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国際協力機構(JICA)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施した外部有識者委員会による選考結果を踏まえ、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の2022年度新規採択案件として12件を決定した。このうち2件がベトナムに関する案件となっている。
SATREPSは、外務省と文部科学省の支援のもと、JST、AMEDとJICAが連携して実施し、日本の優れた科学技術と政府開発援助(ODA)との連携によって、開発途上国との科学技術協力、科学技術外交を推進するプログラム。
環境、カーボンニュートラル、生物資源、防災および感染症といった地球規模課題の解決に向け、課題の解決につながる新たな知見・技術の獲得やイノベーションの創出、さらには開発途上国の自立的な研究開発能力の向上と課題解決に資する持続的活動体制の構築を図ることを目的としている。
今後、相手国との実施に向けた協議を行い、内容について合意した上で案件を実施する。
ベトナム案件は以下の通り。
◇研究課題名「水汚染耐性のある水供給システムの構築」(環境領域)
+日本側研究代表機関・研究代表者:長崎大学・藤岡貴浩
+主要相手国研究機関:ハノイ建設大学
◇研究課題名「食と環境の安全・安心を実現するハイテク簡易オペレーション分析デバイスの開発と人材育成」(環境領域)
+日本側研究代表機関・研究代表者:東京大学・馬渡和真
+主要相手国研究機関:ベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)傘下自然科学大学