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途上国における使用済機器などからの代替フロンの回収・破壊及びモニタリングを実施するとともに、二国間クレジット制度(JCM)を通じて日本の削減目標達成に貢献する事業を行うことを目的として、環境省は令和5年度「二国間クレジット制度を利用した代替フロンの回収・破壊プロジェクト補助事業」について案件募集を行い、応募のあった案件の中から2件を選定した。
採択案件は、いずれも丸紅株式会社(東京都千代田区)の「フィリピン共和国におけるフロン類の回収スキーム構築・混焼型施設導入実証事業」と「ベトナム社会主義共和国におけるフロン類の回収スキーム構築・混焼型施設導入実証事業」。
高い温室効果を有する代替フロンは、大気中に放出せずに適切に回収・破壊することにより、効果的・効率的な温室効果ガス排出削減が期待される。同事業は、使用済機器などからの代替フロンの回収・破壊活動を行うとともに、温室効果ガス排出削減効果の測定・報告・検証(MRV)を行うもの。これにより算出された排出削減量を、JCMを通じて日本の排出削減量として計上することを目指す。