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紙専門商社の日本紙パルプ商事株式会社(東京都中央区)は、8日付けの取締役会で、ベトナムにおける連結子会社であるJPコアレックス・ベトナム(JP CORELEX (Vietnam)=JCV、北部紅河デルタ地方フンイエン省)の出資持分を譲渡する売買契約を締結することを決議し、同じく連結子会社のコアレックス三栄株式会社(静岡県富士宮市)の持分と合わせた全出資持分を譲渡する。
持分譲渡により、JCVは日本紙パルプ商事の連結子会社から除外され、特定子会社ではなくなる。
JCVは2006年11月の設立で、主に古紙を原料とした再生衛生用紙の製造販売を行っている。資本金は1700万5000USD(約25億7000万円)で、日本紙パルプ商事が29%、コアレックス三栄が71%を出資している。
日本紙パルプ商事は、JCVを取り巻く事業環境の変化及び将来獲得しうる事業収益性など、今後の見込みについて慎重に検討を重ねてきたが、その結果、グループ及びJCVの企業価値を毀損することなく、かつグループの経営資源を効率的に運用していくという観点から、日本紙パルプ商事及び三栄の所有するJCVの全持分を、ベトナムで紙パルプ事業を行うスタビアン・パルプ&ペーパー(Stavian Pulp & Paper、フンイエン省)及び個人に譲渡することとした。なお、譲渡先の個人及び譲渡価額については開示しない。