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15日、ベトナムの主催により「第8回ASEAN海洋フォーラム拡大会合(EAMF)」が開催された。ベトナムからはブー・ホー外務省ASEAN部長が、日本からは山田重夫外務省総合外交政策局長がオンラインで参加した。
今回の会合では、南シナ海問題を含む地域の海洋問題や各国の海洋政策について、参加国や有識者の間で活発な議論が行われ、多くの国から国連海洋法条約の重要性が強調された。
日本からは、南シナ海の現状について深刻な懸念を表明するとともに、法の支配に基づく海洋秩序の重要性や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた日本の取り組みなどについて述べた。
EAMFは、2011年11月の東アジア首脳会議(EAS)で日本が海洋における協力の在り方を議論する場をEAS参加国間で設けることを提案し、発足されたもの。ASEAN諸国のみで開催されるASEAN海洋フォーラム(AMF)の機会を利用し、2012年10月に第1回会合が開催された。以降、EAS参加国と有識者が参加するトラック1.5の枠組みとして、AMF議長国が議長を務める形で開催されている。
次回の会合は2021年にブルネイで開催される予定。