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国際連合総会の会合に出席するため21日から24日にかけて米国を訪問中のグエン・スアン・フック国家主席は、世界各国の首脳らと会談し、ワクチン外交を積極的に推進している。
フック国家主席は21日、韓国やアイルランド、デンマーク、スロベニアの首脳らと会見し、ベトナムの新型コロナウイルスワクチンと治療薬の調達を支援するよう要請した。
中でも、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談では、ムン大統領が10月中にベトナムに100万回分以上の新型コロナウイルスワクチンを供与すると発表した。
フック国家主席はこのほか、タイやバングラデシュ、スリランカ、ラトビア、スウェーデン、ガイアナ、レソト、コスタリカ、コロンビア、ウルグアイなどの首脳らとの会談に臨み、双方の関係を促進するための措置について討議した。
世界銀行(WB)のデイビッド・マルパス総裁との会談でフック国家主席は、WBに対し、ベトナムの新型コロナ後の経済回復に向けたコンサルティングを行い、ベトナムの新型コロナウイルスワクチンの調達や製造、技術移転を支援するよう要請した。
一方のマルパス総裁はベトナムの新型コロナ対策を引き続き支援することを約束し、ベトナムが2045年までに高所得先進国になるという目標の達成に向けて政策のコンサルティングを継続していくとした。