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岸田文雄内閣総理大臣は14日午前、訪日中のチュオン・ティ・マイ中央組織委員長 兼 越日友好議員連盟会長による表敬を受けた。
岸田首相は冒頭、今年5月にベトナムを訪問した際の歓迎に謝意を述べるとともに、今後両国の議員交流の促進において、マイ中央組織委員長の協力を得たいと述べた。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中断していた戦略的幹部研修及び地方若手リーダーに対する研修の順次再開など、ベトナムの人材育成に協力していくとした。
これに対してマイ中央組織委員長は、安倍晋三元総理大臣の逝去に哀悼の意を表した。また、議員交流や地方間交流の促進を含め、両国間の更なる発展のために尽力していきたいと述べた。
岸田首相は、ベトナムは「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で要となる重要なパートナーであり、世界と地域の平和と繁栄のために協力していきたいとし、いかなる地域においても力による一方的な現状変更は認められず、ウクライナ情勢や東シナ海・南シナ海について連携していきたいと述べた。
双方は、拉致問題や核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認した。さらに、2023年の日越外交関係樹立50周年及び日・ASEAN友好協力50周年に向け、日越及び日・ASEAN関係を更なる高みへと押し上げるべく、緊密に連携していくことで一致した。