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中国・広西チワン族自治区南寧市で開催される「第20回 中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会(CAEXPO)」と「中国・ASEANビジネス投資サミット(CABIS)」に出席するため、中国を訪問したファム・ミン・チン首相は16日午後、中国の李強(リー・チャン)国務院総理(首相)と会談した。
両首相はこの席で、両国関係を促進するための方策や互いに関心のある国際的・地域的問題について深く議論した。
チン首相は、外交政策全体における越中関係の重要性を主張し、ベトナムが中国との安定かつ健全な友好協力関係を最優先事項としていると述べた。一方の李首相は、中国が常にベトナムとの関係を近隣外交政策全体の優先事項とし、ベトナムが自国の状況に応じた社会主義国を構築することを支持した。
また双方は、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長と中国共産党の習近平(シー・ジンピン)総書記 兼 国家主席の共通認識を効果的に実施すべく、両国間の包括的・戦略的パートナーシップをさらに深化させることで一致。
その一環として、両国はハイレベルを含むあらゆるレベルの訪問や経済、貿易、投資、人的交流などを強化するとともに、陸路国境を適切に管理し、意見の食い違いがある問題については自制しつつ、海上の平和と安定を共に維持していくとした。
さらにチン首相は滞在中、通信機器大手メーカーのファーウェイ(華為技術)や中国能源建設(Energy China=CEEC)、中国交通建設(CCCC)など、テクノロジーやエネルギー、インフラ開発の分野における中国の主要経済グループの責任者と会見。ベトナムに投資する中国企業に便宜を図ることを約束し、ベトナムへの投資を促した。