11日、ホーチミン市郊外をバイクで通行中のファム・バン・トアンさん(40、男性)が、バイクで転んだところ、近くにいた通行人が「大丈夫か?」と尋ねながら手を差し伸べ起こしてくれた。その時である、犯人はトアンさんのズボンにあった携帯電話をサッと抜き取ったのである。しかしそれに気づいたトアンさんが大声で叫んだため、近くの住民が犯人を取り押さえなんなく逮捕された。
また、同じく11日、市内をバイクで走っていたダン・ティ・ハイさん(23、女性)は、バイクのエンジンがかからなくなって困っていた。ハイさんはホンダ・カブのキック・スタートを何度も試みたがうまくいかずにいたところ、近くの男が「大丈夫か?女の子の力じゃかからないよ。ちょっと貸してみて、かけてあげるからと」バイクにまたがった。その時である、男はキックスタートでエンジン全開!そのまま乗り逃げしてしまった。しかしハイさんの叫びに付近の住民が追いかけ、こちらも逮捕された。
こんな絶妙のタイミングを1日中待ち、助ける振りして金品を奪う「大丈夫か泥棒」。バイクの転倒やエンジンがかからないほかに、どういうシチュエーションで「大丈夫か?」と声をかけ犯行を重ねるのだろうか。この続きは今後の三面記事で。