中部高原地方ダラット市にある師範短大でこのほど、工業技術物理教育専攻の学生42人が懲戒処分を受けるという事件が発生した。これは同クラスの生徒が、先輩から「哲学歴史科目の出題箇所を知りたければN教授に心づけを差し上げた方がいいよ」との助言を受け、クラスの学生から1人あたり5万ドン(約3米ドル)をカンパし、200万ドン(約126米ドル)を集めた。
その後クラスの代表者がN教授宅を訪問、饅頭の下に200万ドンの現金を忍ばせた贈り物を差出したが、翌日になりN教授はその贈り物を学生らに返却してきた。学生らはそれならと、今度はN教授の妻に接触し饅頭を渡したが、翌日N教授は大学にこれを報告、結局学生の「思い」は通じず、今回の処分となった。