中国に次々女性を売ったとして11月7日に逮捕されたグエン・ティ・ヒエン容疑者(女性)、同じく13日に逮捕されたホアン・ティ・クエン容疑者(女性)。この2人はヒエン容疑者の家から押収されたメモにより、142人のベトナム人女性を中国側に売り飛ばしていたことが判明した。
ヒエン容疑者は偽名を使い、偽の求人広告でベトナム人女性を騙し、中国側にいたクエン容疑者へ売り飛ばしていた。事件が発覚したのは捕らえられた2人の女性が中国在住のベトナム人の力を借りベトナムへ戻った後に、両容疑者を訴えたためである。
ヒエン容疑者は夫が麻薬販売の罪で懲役4年を言い渡された後、中国へ渡り売春婦として働いていた。その後各地を転々としていたときにクエン容疑者と知り合い、そこから人身売買のブローカーを始め、女性1人につき4000‐8000人民元(約6万2000円‐12万3000円)を、クエン容疑者から受け取っていた。