先月下旬、ホーチミン市内の4カ所のカジノが一斉摘発を受けた(※関連ニュース参照)が、この摘発がホーチミン市警察ではなく公安省の直属部隊によって行なわれた理由として、カジノ側とホーチミン市警察の癒着を指摘する声が高まっている。
ホーチミン市警察署長はこの疑惑に対して、今回摘発を受けたカジノの1つがあったレストラン、サイゴンフードセンターにホーチミン市警察傘下の企業が出資していたことを認めたものの、カジノ部門とは無関係であることを強調した。
また同市警察も以前から外国人のみに入店が許可されているカジノでベトナム人が賭け事に興じている事実をつかんでおり、取り締まりを計画していたところ、今回たまたま公安省の摘発が先に行なわれただけであり、同市警察も当日、周辺警備という形で摘発に参加していたと弁明した。