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- カンボジア国内市場の供給不足を好機
- ベトナム企業が商品供給を強化
- 供給の速さや供給の安定性を評価
カンボジアのクメール・タイムズ(Khmer Times)によると、このところカンボジア市場におけるベトナム製品の存在感が急速に高まっている。特に、ビスケットや牛乳、チョコレート、インスタントラーメンなどの食品が多い。
タイとカンボジアの国境で武力衝突が起きた影響によるカンボジア国内市場の供給不足を好機とみたベトナム企業が、商品供給を強化しているためだ。業界関係者は、多くのベトナム企業のマーケティング担当者がプノンペンを訪れ、現地の小売業者と交渉していると話した。
カンボジアの大手小売チェーンの幹部は、マレーシア企業も参入しているものの、商品棚の「空白」を埋めるのに最も成功しているのはベトナム企業だという認識を示した。供給の速さに加え、供給の安定性もベトナム製品が評価される要因だ。プノンペンの多くのスーパーマーケットは、ベトナム製品の供給のおかげで安定して営業できているという。
一方、ホーチミン市では卵の価格の急騰がみられた。カンボジアに輸出するため、業者が大量に卵を買い集めたためとみられている。