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- ハイフォン南部~タインホア北部に上陸
- 南部メコンデルタ地方でも被害
- 台風上陸前に食品などの買いだめも
台風3号(アジア名:ウィパー、日本では台風6号)の影響により、全国各地で被害が発生している。
北部では、22日昼頃に台風の中心が北部紅河デルタ地方ハイフォン市南部から北中部地方タインホア省北部にかけての地域に上陸し、広範囲で冠水が発生した。沿岸部では最大風速が10~11級(瞬間風速14級)に達し、ハノイ市内でも7~8級の突風と豪雨が観測された。
また、台風の影響で南部メコンデルタ地方でも被害が出ており、強風と突風により、アンザン省を中心に計153棟の住宅が倒壊した、または屋根が吹き飛ばされた。
住民は、台風が上陸する前に食品などの買いだめを急いだ。ハノイ市の市場やスーパーでは、肉類や野菜、インスタント食品などの必需品の売上が急増した。市内の市場では同日午前9時前に商品が品薄となり、多くの市民が2~3日分の食料をまとめ買いした。
当局と流通業者は事前に備蓄体制を整えていたため、価格は大きく変動せず、販売者の多くは価格を据え置いて対応した。
なお、日本の気象庁によると、台風3号はベトナム時間23日13時までに熱帯低気圧に変わると予想されている。