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- 北部~中部の広範囲で記録的な猛暑
- 18日の北部の最大需要電力、年初来最高
- ピーク時間帯の節電呼びかけ
北部から中部にかけての広範囲で猛暑が続き、特に北部では17日から19日にかけてハノイ市ソンタイ街区で38.8度、北部地方バクニン省ソンドン村で38.4度、東北部地方トゥエンクアン省バックメー村で38.2度など、一部地域で38度を上回る気温を記録した。
その影響で電力需要が急増し、18日には北部の最大需要電力が2万6998MWと年初来最高となり、同日の電力消費量は5億5180万kWhに達した。全国の電力消費量は10億6660万kWhだった。いずれも前年同期に比べ+4%程度増加している。
ベトナム電力グループ(EVN)傘下の北部電力総公社(EVN NPC)によると、前日の17日22時30分に北部17省・市(北中部地方ハティン省以北、ハノイ市を除く)の最大電力需要が1万8242MWと年初来最高を更新したばかりだった。
商工省傘下の国家電力システム・電力市場管理会社(National Power System and Market Operator Company=NSMO)やEVN、各発電所による周到な準備のおかげで、電力システムは最適に運営され、送電網の重要拠点である北部地方フート省ホアビン街区、ハノイ市トゥオンティン村、バクニン省ヒエップホア村にある500kV変電所も安定的に運営されている。
商工省やNSMO、電力業界は、11時30分から15時までと20時から23時までのピーク時間帯には、高出力電気機器の同時使用を控え、エアコンの温度設定を26度以上にして扇風機を併用するなどの節電を呼びかけている。