ホーチミン市警察環境警察課と関連機関の調査チームは15日、同市ビンチャイン郡ファムバンハイ村で不法に埋め立てられた廃棄物の調査を行った。
調査チームは面積約1500平米の土地で、塗料、廃油、蛍光灯、グラスファイバー、ゴム、汚泥などの廃棄物を大量に発見。さらに歯みがき粉のチューブが2つに切断されたものや化粧品のパッケージ、中国製塗料の缶、動物用治療薬の空きびんなども見つかった。調査チームは廃棄物の毒性に関する検査を行うため、現場の10カ所の土壌と水のサンプルを採取した。
警察によると、この土地はファムバンハイ村在住のチャン・ティ・ゴック・オアインという女が夫と共に借り、2007年12月から2009年5月まで無許可で廃棄物の集積地として使用していたという。2008年6月から11月にかけてフンという男と小型トラック1台当たり年間50万ドン(約2700円)で契約を結び、毎週小型トラック3台分の廃棄物を引き取っていた。警察は別の有害廃棄物処理業者も今回の事件に関わっているとみて捜査している。