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米ボーイング社が開発した大型ジェット旅客機「ボーイング707型機」の中古機体が、ベトナムでカフェとして利用されている。外国の航空ファンのウェブサイトでは、カフェの場所やその機体がカフェになった経緯に関心が集まっている。ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
記者が調べたところ、この機体がホーチミン市のタンソンニャット空港近くにあるベトナム航空飛行訓練センターにあることが分かった。機体の周囲にテーブルと椅子が並べられ、同センターのカフェとして利用されている。機体はかなり老朽化して汚れが目立ち、尾翼は建物と合体してしまっている。
同センターの幹部職員グエン・ティ・ノイさんは「1975年4月30日の南部解放時に機体は市内の別の場所にありましたが、その後今の場所に移されました。その前にいつからどのように使用されていたかは分かっていません」と語った。ここに移された時には既に故障しており、飛べる状態ではなかったという。
ノイさんは「機体をきれいに修復することを望んでいますが、センターは訓練施設であって、機体の保存や観光を業務として行うことはできません」と残念そうに話した。