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人身売買被害、3年で2600人以上―9割が中国へ

2019/08/05 05:34 JST配信
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 ベトナム女性連合会はこのほど、公安省と東北部地方ランソン省人民委員会と協力して、ランソン省ランソン市で人身売買防止に関するシンポジウムを開催した。

 シンポジウムには、ベトナム女性連合会、公安省、ランソン省を含む22省・市の代表者のほか、人身売買問題に取り組む国際組織の代表が出席した。

 代表者らは、情報周知の方法や人身売買被害者の救済措置、トラウマからの回復に向けた支援措置などについて議論が交わされたほか、代表者らが市内をパレードし、情報周知を図った。

 公安省の責任者がシンポジウムで発表したところによると、2016年から2019年6月末までの3年半に全国で1000件以上の人身売買事件が摘発され、1500人近くの容疑者が関与していたことが明らかになった。

 人身売買被害者の数は2600人以上で、このうち中国に売り飛ばされたのが全体の9割にあたる2319人だった。被害者の多い地方として、ラオカイ省ハザン省(東北部地方)、クアンニン省(同)、ディエンビエン省(西北部地方)などが挙げられ、中国に隣接する省が大半となっている。

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