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保健省傘下の第1ワクチン生薬製造会社(Vabiotech)が開発を進めている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンは、最短で4~5か月後、最長で9か月後をめどに治験が開始される見通しだ。ドー・トゥアン・ダット社長が明らかにした。
第1期の実験用マウスから採取された血液の抗体分析結果では、「血液中に抗体が存在し、一部は多量の抗体が存在している」ことが確認された。
世界各国では、新型コロナウイルスのワクチン開発において、◇ウイルスの不活化または弱毒化、◇遺伝子、◇ウイルスベクターの3つの技術が採用されている。このうち、同社はウイルスベクターを採用している。
同社は実験の第2期で安全基準を満たしたヒト用のワクチンを開発し、量産に向けた生産プロセスも構築する。再び動物を用いた実験を行うことを想定しており、その後にヒトに投与する実験を開始する。約9~12か月後にワクチンの生産を目指す。
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