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ハノイ:日系企業社員3人の新型コロナ感染、関係者517人全員陰性

2021/02/17 10:37 JST配信
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 ハノイ市で三井物産の社員3人の新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、同市保健局は16日までに3人の接触者(F1)とF1の接触者(F2)の計517人に1回目の新型コロナウイルス検査を実施し、全員が陰性だったことを明らかにした。

 これに先立ち、13日に同市タイホー区のホテルで日本人男性(54歳、2229人目の感染者)が死亡しているのが発見された。この男性は死後の検査で14日に新型コロナ陽性と判明したが、直接の死因はまだ明らかになっていない。

 翌15日には、2229人目の感染者と同じ三井物産の社員で、2日に社内会議の場で接触があった2人(ベトナム人1人、日本人1人)の感染が確認された。

 ハノイ市共産党委員会のブオン・ディン・フエ書記は16日午後、感染が確認された日本人2人の滞在先のホテルを視察するとともに、関連当局に対し、最善策を講じるため、早期に感染源と2229人目の感染者の死因を特定し、遺伝子解析を進めるよう要請した。

 1月29日以降、ハノイ市では36人の市中感染が確認されているが、14日と15日に判明した三井物産の3人を除く33人についてはすでに感染源が明らかになっており、いずれも主に北部紅河デルタ地方ハイズオン省チーリン市と東北部地方クアンニン省バンドン国際空港での集団感染に関連している。

 2229人目の感染者については行動歴が複雑であることから、日本で感染した後にベトナムへ入国(1月17日)したか、入国後に隔離措置を受けたホーチミン市で感染したか、ホーチミン市からハノイ市への移動中またはハノイ市で感染したか、複数の仮説のもとで調査が進められている。

 なお、保健省の16日の発表によると、3省・市で市中感染による新型コロナウイルス陽性患者42人が新たに見つかった。17日午前6時の発表では新規感染者はいなかった。これにより、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は累計2311人となった。1月28日以降に確認された市中感染は計719人。

 16日発表の市中感染による新規感染者42人の内訳は、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:40人、◇ハノイ市:1人(ハイズオン省チーリン市の集団感染に関連する感染者の夫)、◇東北部地方クアンニン省:1人。

最終更新:2021年2月18日 22:59 JST

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