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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波で最も深刻な被害を受けているホーチミン市では1500人以上の学生が新型コロナにより、父親か母親または、その両方を失った。
これは、ホーチミン市教育訓練局が14日に開かれた同市人民評議会との会合で明らかにしたもの。
親を亡くした学生約1500人のうち、490人が小学生、580人が中学生、残りが高校生とされている。コロナ禍で親を失った学生を居住地別で見ると、8区、ビンタイン区、ビンタン区、ホックモン郡が最も多いという統計結果が出た。
これに先立ち、コロナ禍で身寄りがなくなった孤児への支援策について、同市労働傷病兵社会局は、4歳未満の幼児に90万VND(約4300円)、4歳以上の児童には54万VND(約2600円)の補助金を毎月支給すると発表した。
孤児らは満16歳になるまで無料で医療保険証を発給され、学費も減免されるほか、進学する場合は満22歳になるまで引き続き社会的な支援策を受けることが可能となる。
これとは別に、労働傷病兵社会省は、児童保護基金から資金を拠出し、新型コロナに感染した母親から4月27日~12月31日の間に生まれる新生児に100万VND(約4800円)の一時金を、コロナ禍で孤児になった児童に200万VND(約9600円)の一時金をそれぞれ支給することを決定した。
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