ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ウクライナ在住ベトナム人の帰国便、相次ぎ運航 機長らの思い

2022/03/11 14:19 JST配信
(C) tienphong
(C) tienphong 写真の拡大.

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナから退避する現地在住のベトナム人の帰国便を運航している。

 ルーマニアを出発した最初の帰国便は8日に、ポーランドからの第2便は10日にハノイ市ノイバイ国際空港に到着した。ルーマニアからの第3便も11日にベトナムに到着する予定だ。

 帰国便を運航するため、ベトナム航空はパイロット5人のほか、客室乗務員、エンジニア、グランドスタッフなど25人を配置した。

 第1便の指揮を執ったホー・ミン・タム機長によると、危険な地域をなるべく避けたうえで最短距離の飛行ルートを選んだが、遠回りになりルーマニアまでの飛行時間は12時間近くとなった。それでも戦地から逃れて帰国便に乗り込んだベトナム人たちの目が輝いているのを見て、疲れが吹き飛んだという。

 チャン・ズイ・リン副機長は、これまでに世界各地の新型コロナウイルス流行地域から退避するベトナム人の帰国支援に参加した経験があるが、今回の任務は忘れられないものになりそうだと話した。

 交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は既に、国内の各航空会社に対し、戦地から退避するベトナム人の帰国便の運航を実施するよう要請している。

【関連記事】

ウクライナの戦地に留まったベトナム人の300日【後編】 (2023/01/08)
ウクライナの戦地に留まったベトナム人の300日【前編】 (2023/01/01)
ウクライナから帰国した越僑たちの新生活、母国語を学ぶ子供も (2022/04/17)
在ウクライナのベトナム人の帰国手配完了、約5200人が国外退避 (2022/04/01)
ベトナム航空、ハノイ~モスクワ線の運航を一時停止 25日から (2022/03/23)
ロシア在住ベトナム人、欧米による制裁措置で苦しい日々 (2022/03/18)
ソン外相、ウクライナ情勢についてロシアのラブロフ外相と電話会談 (2022/03/17)
サングループとFLC、ウクライナからの帰国便費用を全額負担 (2022/03/14)

[Tien Phong 13:55 09/03/2022, O].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
アイデム、ベトナムの水利大学と教育・人材育成の協力推進 (4:01)

 総合人材情報サービスの株式会社アイデム(東京都新宿区)は9日、ハノイ市の水利大学(トゥイロイ大学=Thuyloi University)との間で、教育・人材育成における協力を推進するための覚書を締結し、調印式を執り行っ...

焼き鳥店「中目黒いぐち」、ホーチミンに10月31日オープン (3:39)

 飲食店を中心としたサービス業を展開する企業への経営サポートと飲食店の運営を手掛けるG-FACTORY株式会社(東京都新宿区)は10月31日、自社が運営する焼き鳥店「中目黒いぐち」をホーチミン市にオープンする。 ...

ロジスティード、タンソンニャット空港で医薬品輸送品質認証を取得 (2:36)

 物流を手掛けるロジスティード株式会社(東京都中央区)グループのベトナム現地法人であるロジスティード・ベトナム(LOGISTEED Vietnam、ホーチミン市)は9日、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で、国際航...

抗仏戦争の郵便配達員、地獄の10日間の記憶 (19日)

 電気ショック、水責め、足指潰しなどの拷問を10日間にわたり受け続け、体重が20kg減ったにもかかわらず、郵便配達員だったレ・バン・トゥーさんは一言も口を割らず、通信の「生命線」を守り抜いた。  トゥ...

ハノイ:金メッキホテルが金粉エッグコーヒーを提供、1杯15万VND (18日)

 ベトナム戦争中にミルク不足のため、ハノイ市のメトロポールホテル(現ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ)のシェフだったグエン・バン・ザン氏が、代用品として卵黄を使用したことで誕生したエッグ...

米誌選出「世界で最もフレンドリーな国トップ10」、ベトナムが6位 (18日)

 米国の大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler=CN Traveller)」はこのほど、専門家と読者の投票で決まった「世界で最もフレンドリーな国トップ10」を発表した。同ランキングでベトナムは...

パスポート自由度、ベトナムは199か国中92位 (18日)

 コンサルタント会社ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)は、世界199か国・地域のパスポートおよび世界227か国・地域の渡航先を対象としたパスポート自由度ランキング(The Henley Passport Index)の最新...

AI法案、国家AIインフラ整備へ 26年施行の見通し (17日)

 科学技術省は、人工知能(AI)法草案を公表し、意見聴取を実施している。  国会での審議・可決を経て、2026年に施行される見通しだ。同法の施行により、ベトナムはAI技術の健全な発展と国際競争力の強化を目...

ホーチミン:カイメップ・ティバイ港でクルーズ船寄港停止の恐れ (17日)

 米国のクルーズ大手ロイヤル・カリビアン・グループ(Royal Caribbean Group)が運航する、外国人観光客4000人超を乗せた国際クルーズ船「オベーション・オブ・ザ・シーズ(Ovation of the Seas)」が、18日に予定...

ベトテル郵便、ダナンで物流センターを着工 (17日)

 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社である宅配大手のベトテル郵便[VTP](Viettel Post)は15日、南中部地方ダナン市のリエンチエウ工

カマウ省:ベトナム戦争の戦勝遺跡地区が完成 (17日)

 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は15日、チャンファン村でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam Doi - Cai Nuoc - Cha La)戦勝遺跡地区の完成式を開催した。  同戦勝遺跡地区は面積約3万m2で、...

ベトテルの子会社2社、ラオスで物流合弁会社を設立 (17日)

 ラオスの首都ビエンチャンで15日、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるスターテレコム(Star Telecom)とベトテル郵便[VTP](Viettel Post)に

大規模な消火器偽造ルートを摘発、「ドラゴン」ブランド (17日)

 ハノイ市警察は14日、市場で流通している「ドラゴン(DRAGON)」ブランドの消火器が偽造品であり、火災を消し止める能力がないとして、メーカーなどに対する捜査を進めている。  捜査によると、南部地方タイ...

韓国OCI、ベトナムのウエハー工場に投資 年産規模2.7GW (17日)

 化学関連事業を手掛ける韓国のOCIホールディングス(OCI Holdings)のマレーシア子会社で、太陽電池用ポリシリコンの製造を手掛けるOCIテラサス(OCI TerraSus)は、ベトナムにあるシンガポールの太陽光設備関連メ...

タインホア省:人民軍上将のアイン氏が党委書記に再任 (17日)

 北中部地方タインホア省共産党委員会が15日に開いた会議で、全会一致でグエン・ゾアン・アイン書記の再任が決まった。任期は2025~2030年。  アイン書記は1967年生まれの58歳で、ハノイ市出身。合同兵科指...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved