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- 合計特殊出生率は23年に1.32人まで低下
- 少子化打開策で褒賞金と手当の支給を検討
- 11.7億円をホーチミン市の予算から拠出
ホーチミン市人民委員会は9日、少子化問題解決に関する提案を同市人民評議会に上程した。同市の合計特殊出生率は2023年に1.32人まで低下し、理想的な子供の数(夫婦1組あたり子供2人)を大きく下回っている。
提案によると、子供を2人出産した出産適齢期の夫婦の割合が60%以上を達成した街区・村レベルの人民委員会には、賞状と褒賞金3000万VND(約17万8000円)が支給される。
さらに子供を2人出産した出産適齢期の夫婦の割合が5年連続で60%以上を達成した場合、賞状と褒賞金6000万VND(約35万5000円)を支給する。
また高齢出産となる35歳よりも前に、子供2人を出産した女性には褒賞金300万VND(約1万7800円)を支給する。このほか、貧困世帯や離島の妊婦に対しては、妊娠中や新生児の検査費用として、200万VND(約1万1800円)を支援する。
提案が承認されれば、市は同事業向けに5年間で計1985億VND(約11億7000万円)を市予算から拠出する方針だ。