ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

チョン書記長が病室で過ごした日々、医師らが語る思い出

2024/07/28 10:33 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre

 「自分たちがあまりにも小さく感じられました。書記長が私たちにエネルギーを与えてくださったので、私たちはさらに頑張ることができたんです」とソン少将は話す。

 チョン書記長はいつも、午前9時から午前9時半ごろにかけて補佐官や秘書から職務の状況の報告を受け、午前10時半過ぎから午後にかけて、党や政府の関係者と会った。身体の調子が良い日には、座って資料を読んだり調べものをしたりした。

 「書記長は、息を引き取る直前まで働いていました。7月13日、書記長は職務中でしたが、午後には人工呼吸器のチューブを挿入しなければなりませんでした。最期の瞬間は、私たちにはもう書記長を救うことができないのだとわかり、肉親、父親と別れるような気持ちで、多くの人が涙を流しました」と、長年にわたってチョン書記長の世話を担当してきた、第108軍隊中央病院の中央幹部健康管理保護科のグエン・フオン・ドン博士は語る。

 「私たちは、言葉では説明できない何か神聖なものを失ったかのように、とても悲しく、虚しく、失意のどん底でした。私たちは書記長のような偉大な人物を深く悼むとともに、書記長のためにこれ以上できることがないということを残念に思いました」とドン博士は声を詰まらせて話す。

 看護師として4~5年にわたり書記長の世話をしてきたグエン・ティ・ホン少佐はこう話す。「私たちにとって、書記長は素朴さと誠実さの鏡であり、科の皆の生活にもとても関心を持ってくださいました。お会いすると、私たちの子供たちの勉強はどうか、年齢はいくつか、何か大変なことはないか、とたずねてくださいました。それから、書記長は座って川を眺めたり、朝夕に廊下を歩いたり、いつも楽しそうにお話されていました。書記長は私たちに家族のように、父親のように、おじさんのように親しみを持って接してくださり、いつも病院の医師や看護師の労をねぎらってくださいました。私たちは書記長のそばで、穏やかさと、仕事への献身的な姿勢を学びました」。

 主がいなくなった、見慣れた病室に目を向けると、ホン少佐は声を詰まらせてこう語る。「書記長のお世話をする日課、毎日の生活習慣、毎日の活動は、今も私たちそれぞれの心の中に残っています。書記長は、私たちにたくさんの愛情を与えてくださいました」。

前へ   1   2   3   次へ
[Tuoi Tre 09:56 23/07/2024, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナム航空、ダナン~成田線に大型機材 冬季運航スケジュール (6:23)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は15日、ベトナム~日本路線の冬季運航スケジュール(10月26日から2026年3月28日まで)を発表した。  冬季運航スケジュールでは

ハノイ:水牛肉を「和牛」に偽装し販売、4人逮捕 (6:11)

 ハノイ市で水牛肉を高級な「和牛」に偽装して販売していた4人が逮捕された。ハノイ市警察が14日に明らかにした。  逮捕されたのは、◇チャン・ホアン・フオック容疑者、◇グエン・ティ・フオン・タオ容疑者、...

25年1~9月期の訪日ベトナム人53万人、過去最速で50万人突破 (5:53)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年9月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+9.9%増の5万0400人で、9月として過去最高を記録するとともに、6か月連続で単月過去最高を更新した。  1~9月期...

503人の戦争烈士と100人超の「ベトナム英雄の母」がいる小さな村 (12日)

 南中部地方ダナン市ディエンバンドン街区(旧クアンナム省ディエンバン町ディエンナムバック街区)カムサー村の人々は、白い砂丘が広がる田舎の風景と、かつての爆撃の焦げた匂いを今も覚えている。戦争を経験し...

ビンEVタクシー、インドネシアのスラバヤでサービス開始 (5:45)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下ビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モ

第24回ベトナム映画祭、ホーチミンで11月21日から開催 (4:33)

 「第24回ベトナム映画祭」が、11月21日から25日までホーチミン市で開催される。  ベトナム映画祭は文化スポーツ観光省と同省傘下の映画局が2年に1回開催しているもの。1970年に第1回が開かれ、2025年で24回...

日越3社、外国人材支援で合弁会社を設立 協働体制強化へ (3:54)

 採用業務代行(RPO)や採用コンサルティングを手掛ける株式会社ツナググループ・ホールディングス(東京都中央区)は、外国人材支援・提供体制の構築に向けて、ベトナムのIT・ソフトウェア大手のリッケイソフト(Rik...

リッケイと立命館、連携・協力の協定締結 社会課題解決と人材育成 (2:18)

 ベトナムのIT・ソフトウェア大手のリッケイソフト(Rikkeisoft、ハノイ市)の日本法人である株式会社リッケイ(東京都港区)と、学校法人立命館(京都府京都市)はハノイ市で10日、連携・協力に関する協定を締結した...

在越欧州企業の25年Q3景況感指数、直近3年で最高水準に (15日)

 在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム)がベトナムに進出している欧州企業を対象に実施した2025年第3四半期(7~9月)業況判断指数(BCI)の調査結果によると、同期のBCIは66.5ポイントに上昇し、直近3年間...

香港発の物流版配車ララムーブ、ハノイで配車サービス開始 (15日)

 香港発のオンデマンド物流スタートアップ企業のララムーブ(Lalamove)はこのほど、ハノイ市で配車サービスを正式に開始した。  同社はこれに先立つ5月にホーチミン市で同サービスを導入している。ハノイ市へ...

ショッピー配送会社、東南アジア最大級の自動仕分けセンター着工 (15日)

 電子商取引(eコマース=EC)大手ショッピー(Shopee)の配送サービスを提供するSPXエクスプレス(SPX Express、旧名:ショッピーエクスプレス=Shopee Express)は、北部紅河デルタ地方フンイエン省で東南アジア最大...

ザービン空港、超大型機の離着陸が可能に 国内3か所目 (15日)

 建設省は、北部紅河デルタ地方バクニン省で建設中のザービン国際空港における2050年までを視野に入れた2021~2030年の開発計画の調整を承認する決定第1737号/QD-BXDを公布した。  最大の変更点は、同空港に...

ホーチミン市党委書記が再任、カントー市人民委主席も再任 (15日)

 ベトナム共産党政治局の決定により、ホーチミン市共産党委員会書記(2020~2025年任期)のチャン・ルウ・クアン氏が、同市共産党委員会書記(2025~2030年任期)に再任した。決定は14日に発表された。  クアン...

ハノイ:東南アジア最大の廃棄物発電所を竣工、2か所目建設へ (15日)

 ハノイ市人民委員会と投資主のハノイ・ティエンイー環境エネルギー(Ha Noi Thien Y Environmental Energy)は13日、同市のナムソンごみ処理複合区内に建設されたソックソン廃棄物発電所の竣工式を開催した。 ...

26年のテト9連休・建国記念日5連休、首相が同意 (15日)

 ファム・ミン・チン首相は、2026年のテト(旧正月)(旧暦1月1日=新暦2026年2月17日)に伴う休暇について、2026年2月14日(土)から2月22日(日)までの9連休とする内務省の案に同意した。  建国記念日(9月2日)に...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved