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陸路でベルリンへ
チェコの次の目的地は、お隣の国ドイツのベルリンと決めていた。陸路でさまざまな国を移動できるのが大陸旅行の醍醐味だと思い、途中の各小都市で小休止を入れつつ高速バスや列車に乗って北上した。
一言にバス、列車といっても、欧州なりの風景や体験がある。とあるバスは終着点がウクライナの都市で、他の座席は故郷へ一時帰省するウクライナ人でいっぱいだった。また、とある駅では列車が1時間遅れて出発。移動中、遅延のお詫びなのか車掌が乗客全員に菓子を1個ずつ配布した。思わぬ頂き物に喜んでいると「あなたは菓子が好きそうだから」と、同乗していた周囲の乗客からも菓子を渡され、結局4個もいただいてしまった。
6人が乗り合わせるコンパートメントが並ぶ車両
列車で配布していた菓子
欧州のさまざまな側面を体感しながら、ついに到着したベルリン。ここではどんなベトナムを感じることができるのか。期待を膨らませつつ街へ一歩を踏み出した。
【Text & Photo by T.Sasaki】