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Vリーグとタイリーグ、発足から10年余りで明暗くっきり

2013/03/24 06:20 JST配信
(C)  Bongda タイプレミアリーグのサポーター
(C) Bongda タイプレミアリーグのサポーター 写真の拡大

 プロサッカー株式会社はサッカーに関する各種契約を実行するだけでなく、海外で試合を生中継することで、テレビ放映権料の獲得にも成功し、国内リーグの収益化を強力に後押しした。また、Art Kosingkha書記長は、各クラブのCEOにプレミアリーグのクラブ運営方式を伝授し、サッカーのビジネス化を推し進めた。

 2012年時点で、タイプレミアリーグの各クラブの平均利益は年間135万ドル(約1億3000万円)。◇ムアントン・ユナイテッド、◇ブリーラム・ユナイテッド、◇チョンブリーといった強豪クラブでは500万ドル(約4億8000万円)の利益を達成している。2013年もアメリカや日本から多くの企業がスポンサーに名乗りを上げており、見通しは明るいという。

 さて、話をVリーグに戻そう。国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)の2012年世界サッカーリーグランキングで、Vリーグは87位となっており、タイ(49位)、マレーシア(74位)に次ぐ、東南アジア3位に就けた。最新のFIFAランキングでは129位で、東南アジアトップの座を守っている。しかし、そんな統計を眺めて溜飲を下げることにあまり意味は感じられない。スタジアムの風景を見れば、ベトナムサッカーの現状は自ずと分かるだろう。

 空席の目立つスタジアム、組織化されていないサポーター、テレビ中継は国内のみで、放映権料はスズメの涙。収益化への糸口すら見えてこない。未だにサッカークラブは一部の権力者による気まぐれな戯れに過ぎない。そんな状況で観客にクラブへの愛情を見出せというのも酷な話だ。彼らは口をそろえて語る「Vリーグに観る価値などない」。

 批判的なことばかり述べてきたが、明るい材料が無いわけではない。ベトナムプロサッカー株式会社(VPF)は2月、日本人サッカー指導者の田部和良氏をフロントスタッフとして招聘。これに先立ちVリーグは昨年、Jリーグと提携しており、リーグ運営のノウハウ共有や選手移籍などで協力していく方針を明らかにした。タイリーグが僅か数年で躍進を遂げたように、Vリーグも生まれ変わることが出来るのか、ここ数年が正念場となる。

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