ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

サイゴンFC、松井大輔や高崎寛之ら元Jリーガー3人が戦力構想外に

2021/04/20 14:20 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress

 サッカーベトナム1部サイゴンFCはこのほど、日本人のMF松井大輔(39歳)、FW高崎寛之(35歳)、韓国人MFウ・サンホ(28歳)を2021シーズン後期の戦力構想外とし、選手登録の抹消を決めた。Vリーグではシーズン前期で結果が残せなかった外国人選手をシーズン折り返しの時期に放出するのが通例となっている。

 3選手はいずれもJリーグ経験者。クラブのJリーグ化を目指しているサイゴンFCのチャン・ホア・ビン会長が今季の助っ人として獲得したが、3選手ともここまで無得点。サイゴンFCは、昨季のシーズン前期を首位で折り返し、最終成績は3位でフィニッシュ。しかし、今季は第10節を終えた現時点でチームは14チーム中13位に低迷している。テト(旧正月)明けに就任した霜田正浩監督も既にリーグ3連敗の責任を負わされる形で解任。その後チームは連敗を5まで伸ばし、2016年の1部昇格以降ワースト記録を作るなどファンを失望させた。

 元日本代表でワールドカップ出場歴もある松井は今季、鳴り物入りで加入したが、今年40歳という年齢で体力的な問題を抱えており、開幕当初のような高いパフォーマンスを維持することが難しいと判断された。高崎は最も出場試合数が少なく、何のインパクトも残すことがなかった。ウ・サンホはレギュラーとして出場したが、助っ人としては物足りないとの評価が下された。

 Vリーグ規定によると、各クラブは第10節の終了後に外国人選手の登録変更が可能であり、必要レベルを満たさない選手の登録を解除し、新しい選手を登録することが出来る。サイゴンFCは既に同1部ホーチミン・シティFCからセネガル人DFパプ・ディアキテ(29歳)を獲得。さらに、フロント入りしていた日本人MF苅部隆太郎(28歳)を選手に復帰させることを決めた。

 フン・タイン・フオン監督は、ここまでチームの全得点(3ゴール)を挙げているアルゼンチン出身帰化選手のFWドー・メルロ(36歳)と前線でコンビを組む外国人ストライカーを探している。チームには期待の若手であるFWボー・グエン・ホアン(19歳)もいるが、経験不足からスタメンで起用するには実力不足。

 なお、サイゴンFCは昨季リーグ3位だったため、今年のAFCカップの出場権を得ており、6月にシンガポールで開催されるグループリーグに出場しなければならない。サイゴンFCはVリーグ第10節を終えて、3勝6敗1分の勝ち点10で13位。シーズン前期は残り3試合、第11節でSHBダナン、第12節でハノイFCと敵地で連戦し、ホーム開催の第13節でタインホアFCと対戦する。

最終更新:2021年4月22日10:45JST

[VnExpress 09:13 19/4/2021 U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ダナン:2億USD規模のAIデータセンター案件始動 (14:58)

 IPTPネットワークス(IPTP Networks)は8月28日、南中部地方ダナン市のハイテクパークで人工知能(AI)データセンター案件「AIDC DeCenter」を発表した。  同センターの投資総額は2億USD(約294億円)で、このう...

ホーチミン:凧揚げ中の男性が手首切断の重傷 (13:58)

 ホーチミン市で凧揚げを楽しんでいた男性が凧糸で手首を切断する事故が発生した。同市では8月末、台風や熱帯低気圧の影響で大気の状態が不安定な日が続き、特に夕方以降は天気が崩れる日が多かった。  この...

THACO、ダナンで自動車機械工業団地の拡張案件を着工 (13:39)

 地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)は8月28日、南中部地方ダナン市ヌイタイン村(xa Nui Thanh)でチューライ・チュオンハイ自動車機械工業団地拡張プロジェクトを...

1945年9月に独立宣言をラジオで放送、ベトナムの声放送局の歴史 (8/31)

 ハノイ市のバックマイ送信所は、1945年9月に独立宣言を放送した場所であると同時に、「ベトナムの声放送局(VOV)」が誕生した場所であり、国家の80年間にわたるラジオ放送の旅の始まりの場所でもある。  独...

アピリッツ、地場ブンブを完全子会社化 (12:20)

 各種ウェブサービスの企画・運営やコンサルティング・アクセス解析などを手掛ける株式会社アピリッツ(東京都渋谷区)は、ソフトウェア開発などを行う地場ブンブ(BUNBU、ハノイ市)の株式を取得し、完全子会社化す...

ハノイ:メトロ2号線、ホアンキエム湖東側に4階建て地下駅を建設へ (6:28)

 ハノイ市人民委員会はこのほど、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ナムタンロン~チャンフンダオ間)のC8駅〜C10駅間の詳細ルート(縮尺500分の1)を承認した。  今回承認された新ルートでは、C9駅(ホアンキエ...

ホーチミン:34歳までに2人出産の女性に褒賞金2.8万円 (6:25)

 ホーチミン市人民評議会はこのほど、少子化問題解決に関する決議を採択した。決議によると、高齢出産となる35歳よりも前に、子ども2人を出産した女性には褒賞金500万VND(約2万8000円)を支給する。  また、...

ベトナム航空、ハノイ~福岡線をデイリー運航に (5:44)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、10月26日より開始する冬季運航スケジュールで、現在週5便で運航しているハノイ~福岡線をデイリー運航に増便する。  旺盛

V-GREEN、ハノイに国内最大のEV充電ステーションを開設 (5:38)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)のEV充電インフラ整備を手掛けるV-GREENグローバル充電ス

ホーチミン:ホックモンバスターミナル開業、メトロ2号線に接続へ (4:45)

 ホーチミン市建設局(旧交通運輸局)傘下の公共交通管理センターは8月28日、スアントイソン(Xuan Thoi Xon)村で「ホックモンバスターミナル(Ben xe buyt Hoc Mon)」を開業した。  同バスターミナルは、総面積...

日越関係でハノイの2団体が外務大臣表彰を受賞 (4:29)

 日本の外務省は8月28日、令和7年度(2025年度)外務大臣表彰受賞者を発表した。日本とベトナムの関係では、2団体が外務大臣表彰を受賞した。  今年度の外務大臣表彰受賞者は、173個人、58団体。うち日本国内...

地場キムロン、韓国LGエナジーと提携でフエにEV電池工場建設 (3:51)

 大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーターズ(Kim Long Motors)は28日、韓国の多国籍財閥LGグループ傘下で世界有数の電池メ...

ヤマハと学研、ベトナムの幼保園に音楽教育プログラムを提供 (2:16)

 総合楽器メーカーのヤマハ株式会社(静岡県浜松市)のベトナムにおける販売子会社であるヤマハミュージックベトナム(Yamaha Music Vietnam=YMVN)は7月28日、ベトナム最大級の園・習い事口コミサイトや教育情報サ...

9月2日の建国記念日80周年に読みたい記事11選 (2日)

 9月2日はベトナムの建国記念日(国慶節)です。今から80年前の1945年9月2日、故ホー・チ・ミン主席が「独立宣言(Tuyen ngon doc lap)」を発表し、ベトナム民主共和国(Viet Nam Dan Chu Cong Hoa)が成立。東南アジ...

9月施行の新規定、国際金融センター向け優遇措置など (2日)

 9月に施行される新規定をまとめて紹介する。 1. ホーチミン市・ダナン市の国際金融センター向け優遇措置  ホーチミン市と南中部地方ダナン市に設立される国際金融センターに関する特別政策を定めた国会...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved