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国家賃金審議会は13日、政府に提出する2019年の一般労働者向け地域別最低賃金引き上げ案を決定した。
それによると、2019年の最低賃金は現行に比べて平均+5.3%、金額にして16万~20万VND(約770~960円)引き上げられる見込み。
今回決定した地域別の最低賃金案は以下の通り。
◇第1種:398万VND(約1万9000円) → 418万VND(約2万円) +5.0%増
◇第2種:353万VND(約1万6900円) → 371万VND(約1万7800円) +5.1%増
◇第3種:309万VND(約1万4800円) → 325万VND(約1万5600円) +5.2%増
◇第4種:276万VND(約1万3200円) → 292万VND(約1万4000円) +5.8%増
国家賃金審議会は今後、同案を政府に提出する。同案が承認されれば、2019年1月1日より新たな最低賃金が適用される見通しだ。
7月に開かれた国家賃金審議会の第1回会合では、労働者を代表するベトナム労働総連盟が前年比平均約+8.0%の引き上げを提案したが、雇用者を代表するベトナム商工会議所(VCCI)は最低賃金の引き上げを行わないことを提案した。
双方で意見の食い違いが大きかったため、第2回、第3回の会合が行われ、平均+5.3%の引き上げで合意に至った。