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地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は10日、シンガポールに対する自社製人工呼吸器「VFS」シリーズの引き渡しを完了させ、ロシアとウクライナに対しては第一弾の引き渡しを行った。
ビングループは在ベトナムの各国大使館を通じて人工呼吸器を引き渡した。ロシア向けには気管切開下陽圧換気(TPPV)向け人工呼吸器「VFS-510」500台を、ウクライナ向けには同機種300台を寄贈。8月30日までに引き渡す第2弾では、残る人工呼吸器「VFS-410」1600台を両国に寄贈する予定。一方、シンガポールに対しては、「VFS-510」200台全てを寄贈した。
なお、同社の人工呼吸器2種は、同社子会社のビンスマート(VinSmart)が米国マサチューセッツ工科大学(MIT)や同国の大手医療機器メーカーであるメドトロニック社(Medtronic)と協力して製造したもので、現地調達率は70%に上る。