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- ベトナム航空、国内線全路線をT3移管
- 試験期間経て、5月17日午前4時から
- 乗客に出発ターミナルの事前確認促す
ホーチミン市タンソンニャット国際空港は14日朝、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)が運航する全ての国内線の発着について、現地時間17日午前4時より第3旅客ターミナル(T3)に移管すると発表した。
これに先立ちHVNでは、ホーチミン~ハノイ/クアンニン間など一部の国内線について、4月に開業したばかりのT3で試験的に運用してきた。20日間余りの試験期間を経て、HVNは残る全ての国内線(※後述する一部路線を除く)についても、T3に移管することを決定した。
一方、◇格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)、◇HVN傘下パシフィック航空(Pacific Airlines)、◇HVN傘下ベトナムエアサービス社(VASCO)、◇大手旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)傘下ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)、◇地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下バンブー航空(Bamboo Airways)、◇ターボプロップ機「ATR72型機」を使用するHVN路線(東南部地方バリア・ブンタウ省コンダオ島、南部メコンデルタ地方カマウ省、南部メコンデルタ地方キエンザン省ラックザー市)については、引き続き第1旅客ターミナル(T1)を使用する。
この数日、同空港では出発ターミナル移行に伴い、多くの乗客が出発ターミナルを間違えるという事態が発生している。航空各社、特にHVNは乗客に対し、乗り遅れを防ぐためにも出発ターミナルの事前確認を促している。
ターミナルを間違えてしまった場合、乗客はターミナル(T1、T2、T3)間を運行する無料のシャトルバスで移動可能。運行間隔は10~20分となっている。なお、国内線専用の旅客ターミナルT3は20か月あまりの工期を経て4月19日に開業。投資総額は11兆VND(約610億円)で、既存のT1の混雑緩和に寄与することが期待されている。