ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「ベトフェス2019」閉幕、代々木公園で日越文化交流を体感

2019/06/11 06:45 JST配信
(C) VIETJO/A-TIM’s
(C) VIETJO/A-TIM’s

 日本国内最大級の日越交流イベント「ベトナムフェスティバル2019」が、8日と9日の両日に東京・代々木公園で開催された。両日ともに曇天、2日目は雨の中フィナーレを迎えたが、日本で暮らすベトナム人の姿も数多くみられ、会場は大盛況となった。

 2008年の初開催から11回目を迎えた今回も、会場ではフォー(米麺)やバインミー(ベトナム風のサンドイッチ)、ベトナムビールやベトナムコーヒーなどのベトナムグルメを提供する50ブースが出店され、ステージでは日本とベトナムのアーティストによるライブショーや伝統芸能など様々なパフォーマンスが行われた。

 飲食ブースは今年、特にバインミーやタピオカミルクティーが人気で、関東エリアに店を構えるベトナム料理店などが出店し、来場客を楽しませた。また、物販・展示・団体ブースと協賛・オフィシャルブースでは、ベトナム雑貨の販売や在日ベトナム人の生活に役立つサービスの紹介などが行われた。

 ステージでは、日本生まれ・日本育ちのベトナム人タレントであるフォンチーさんが総合司会を務めた。今年はベトナムと日本のワンエイスであるNMB48の石田優美さんが「ベトフェスアンバサダー2019」に任命され、ベトフェス事務総長の青柳陽一郎氏とのトークショーに登場した。

 ステージプログラムは、ベトナム文化スポーツ観光省の伝統音楽パペットショーやベトナムの伝統楽器「トルン」奏者の小栗久美子さんらの演奏のほか、◇ベトナム初の日本式アイドルグループとして現地で活動する「虹ユニバース(Niji Universe Inc.)」のライブ、◇6月5日に日本で初のアルバムをリリースしたベトナム人アーティストのYORIさんのデビューライブ、◇サンプラザ中野くん・パッパラー河合さんのライブなど盛りだくさんで、客席は常時満員御礼だった。

 ホイアン日本祭り観光親善大使や「神奈川フェスティバルinハノイ」のスペシャルサポーターを務めた上野優華さんと、河村唯さん、曽根由希江さんの日本人アーティスト3人によるステージでは、オリジナル曲に加えてベトナム語の曲も披露され、3人の美しい歌声が観客を魅了した。

 ベトナムと日本のアーティストによるライブショー「Love VIETNAM SHOW」が各日のステージプログラムの最後を飾り、日本からはGypsy Queenが、ベトナムからはファム・クイン・アイン(Pham Quynh Anh)さん、バンド「マイクロウェーブ(Microwave)」ボーカリストのカイン(Khanh)さん、ウエン・リン(Uyen Linh)さん、YORIさんの4人が出演、ベトナム語曲を中心にそれぞれが4~5曲を熱唱した。現地で大人気のアーティストらの登場にベトナム人の観客も大盛り上がりで、会場は熱気に包まれた。

【関連記事】

「ベトフェス2022」大盛況で閉幕、ベトナムアーティストも3年ぶり訪日 (2022/06/07)
「ベトフェス2022」出演アーティスト決定、6月4日・5日開催 (2022/06/01)
「ベトナムフェスティバル2022」、代々木公園で6月4日・5日開催 (2022/04/21)
「ベトナムフェスティバル2021」、上野公園で12月11日・12日開催 (2021/11/16)
フォンチー、公式YouTubeチャンネルをリニューアル「日本とベトナムの架け橋に」 TBS日曜劇場「TOKYO MER」出演 (2021/07/10)
ベトナム初・アイドルVtuberのYouTubeチャンネル開設 (2021/07/09)
「ベトナムフェスティバル2020~ベトナム・アジアの心~」、代々木公園で11月開催 (2020/10/08)
「ベトナムフェスティバル2020」開催延期、新型コロナ感染拡大防止 (2020/04/06)

[2019年6月10日 ベトジョーニュース A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
AI法案、国家AIインフラ整備へ 26年施行の見通し (17日)

 科学技術省は、人工知能(AI)法草案を公表し、意見聴取を実施している。  国会での審議・可決を経て、2026年に施行される見通しだ。同法の施行により、ベトナムはAI技術の健全な発展と国際競争力の強化を目...

ホーチミン:カイメップ・ティバイ港でクルーズ船寄港停止の恐れ (17日)

 米国のクルーズ大手ロイヤル・カリビアン・グループ(Royal Caribbean Group)が運航する、外国人観光客4000人超を乗せた国際クルーズ船「オベーション・オブ・ザ・シーズ(Ovation of the Seas)」が、18日に予定...

ベトテル郵便、ダナンで物流センターを着工 (17日)

 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社である宅配大手のベトテル郵便[VTP](Viettel Post)は15日、南中部地方ダナン市のリエンチエウ工

503人の戦争烈士と100人超の「ベトナム英雄の母」がいる小さな村 (12日)

 南中部地方ダナン市ディエンバンドン街区(旧クアンナム省ディエンバン町ディエンナムバック街区)カムサー村の人々は、白い砂丘が広がる田舎の風景と、かつての爆撃の焦げた匂いを今も覚えている。戦争を経験し...

カマウ省:ベトナム戦争の戦勝遺跡地区が完成 (17日)

 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は15日、チャンファン村でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam Doi - Cai Nuoc - Cha La)戦勝遺跡地区の完成式を開催した。  同戦勝遺跡地区は面積約3万m2で、...

ベトテルの子会社2社、ラオスで物流合弁会社を設立 (17日)

 ラオスの首都ビエンチャンで15日、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるスターテレコム(Star Telecom)とベトテル郵便[VTP](Viettel Post)に

大規模な消火器偽造ルートを摘発、「ドラゴン」ブランド (17日)

 ハノイ市警察は14日、市場で流通している「ドラゴン(DRAGON)」ブランドの消火器が偽造品であり、火災を消し止める能力がないとして、メーカーなどに対する捜査を進めている。  捜査によると、南部地方タイ...

韓国OCI、ベトナムのウエハー工場に投資 年産規模2.7GW (17日)

 化学関連事業を手掛ける韓国のOCIホールディングス(OCI Holdings)のマレーシア子会社で、太陽電池用ポリシリコンの製造を手掛けるOCIテラサス(OCI TerraSus)は、ベトナムにあるシンガポールの太陽光設備関連メ...

タインホア省:人民軍上将のアイン氏が党委書記に再任 (17日)

 北中部地方タインホア省共産党委員会が15日に開いた会議で、全会一致でグエン・ゾアン・アイン書記の再任が決まった。任期は2025~2030年。  アイン書記は1967年生まれの58歳で、ハノイ市出身。合同兵科指...

サンG、サン・フーコック・エアウェイズをお披露目 11月1日就航 (17日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)はハノイ市で15日夜、新たな航空会社「サン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)」を正式にお披露目した。  ベトナム初の「リゾート航空...

ベトナム、国連人権理事会の理事国に選出 2期連続3回目 (17日)

 国連総会は14日、国連人権理事会の理事国14か国の改選を行い、ベトナムが190か国中180か国の票を得て理事国に選出された。ベトナムの得票数はアジア太平洋グループで最多だった。任期は2026年から2028年まで。 ...

サングループ、ダナンで水上観光開発へ 投資総額560億円 (17日)

 南中部地方ダナン市人民委員会は、観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のハロン・サン(Ha Long Sun)を、水上観光インフラ整備プロジェクトの投資主体として正式に承認した。投資総額は約9兆88...

ビンG、シニア向け高級都市「ビン・ニュー・ホライズン」を発表 (17日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、シニア世代向けの国際基準を満たす高級複合都市・サービス「ビン・ニュー・ホライズン(Vin New Horizon)」を発表

25年9月新車販売台数統計、ビンファストが累計10万台突破 (17日)

 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年9月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーターおよびビンファスト=VinFast含まず)は前月比+18%増、前年同月比では▲16%減の3...

エクセル・クリエイツとSMC、医療DXでパートナーシップ契約締結 (17日)

 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪市)は1日、日本の医療技術の海外展開支援や医療ツーリズムサービスを手掛ける株式会社SMC(北海道札幌市)メ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved