国会常務委員会はこのほど、社会保険法案に失業保険給付を盛り込むことで最終的に一致した。失業者数が依然多いことから、一部で国や企業にとって大きな負担になるとの猛反発もあったが、「切迫した社会問題の一つ」として、法案は通過された。
これにより、条件を満たす失業者は最長12ヶ月まで失業手当を受給でき、職業訓練や無料の就職相談・紹介も受けられる。
同委員会ではこのほか、現在55歳と定められている女性の定年退職年齢(男性は60歳)について、一部管理職・研究職に従事する女性の定年退職年齢を60歳に引き上げるべきだ、との意見も多く出されたが、こちらは見送られた。