農業農村開発省はこのほど、熊の飼育・管理に関する規制を公布した。それによると熊の飼育には管理書類と電子チップの埋め込みが必要で、これを満たさない熊は没収の対象となる。また今回の規制では、肝臓病などに効果があるとされ、滋養強壮剤として酒などにまぜて摂取される熊の胆汁やからだの一部を採取・摘出し売買することも禁止された。
熊を飼育する目的のほとんどは胆汁を定期的に採取するためで、熊はストレスの溜まる残酷な環境で飼育されている。このためこれまで飼い主が熊にかみ殺される事件が多数報告されている。今回の決定はこうした動物虐待を厳しく制限する目的がある。