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世界経済フォーラム(World Economic Forum=WEF)が主催する「ASEANに関する世界経済フォーラム2018(WEF ASEAN)」が12日、ハノイ市で開幕した。グエン・フー・チョン共産党書記長やグエン・スアン・フック首相、ASEAN各国の指導者らが参加した。
フック首相は開幕演説で、第4次産業革命がASEAN各国にもたらすチャンスと試練は非常に大きく、それぞれの国が優先政策を策定する必要があるとし、いくつかの案を提示した。
一つは、デジタル接続の強化とデータシェアリングに関するASEAN規則の作成。二つ目は、経営環境と各国の法令システムを調和させる規則の作成が必要だとした。三つ目は、イノベーションの連携推進で、ASEAN各国にあるイノベーションセンターが連携する枠組み作りを提案。四つ目は、ASEAN各国の才能ある優秀な人材を発掘・育成するための戦略作り。最後に、ASEAN各国の教育ネットワークと生涯学習システムの構築を提案した。
ASEANは総人口6億4000万人で、世界人口の8.5%を占める。2017年の経済規模は2兆7600億USD(約307兆円)で、アジアで中国、日本に次ぐ3番目の規模となっている。