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第15期(2021~2026年)国会の第2回臨時国会が5日に開幕した。同日午後、ファム・ビン・ミン第一副首相とブー・ドゥック・ダム副首相の解任に関する決議が96.0%の賛成多数で採択された。
解任の理由は「本人の希望」と報じられている。
第13期ベトナム共産党中央執行委員会(2021年~2026年任期)はこれに先立つ12月30日、臨時会議でミン第一副首相について政治局員と党中央執行委員を解任し、ブー・ドゥック・ダム副首相についても党中央執行委員を解任することを決定した。
2人の解任の理由については明らかにしていないが、2人の処分の背景には、ミン第一副首相が指導を担当する外務省、またダム副首相が指導を担当する教育訓練省と保健省でそれぞれ深刻な違反が発生したことがある。
国会はこれに併せて、ファム・ミン・チン首相が上程した人事案を同日に採択した。これにより、チャン・ホン・ハー資源環境相と北部紅河デルタ地方ハイフォン市共産党委員会のチャン・ルウ・クアン書記の2人が新たな副首相(2021~2026年任期)に昇格することが決まった。
チャン・ホン・ハー新副首相は1963年生まれの60歳。北中部地方ハティン省の出身で、鉱山科学博士号(旧ソ連モスクワ鉱業大学)を取得している。科学技術環境省(科学技術省と資源環境省の前身)環境局職員、資源環境省環境保護局長、同省環境副総局長、東南部地方バリア・ブンタウ省共産党委員会副書記、資源環境次官、環境資源相を歴任し、ベトナム共産党中央執行委員(第11、12、13期共産党大会)も務めている。
チャン・ルウ・クアン新副首相は1967年生まれの56歳。東南部地方タイニン省の出身で、機械技術学士号と公共経営学修士号を取得している。タイニン省計画投資局職員・部長・副局長、同省チャンバン郡人民委員会主席、同郡共産党委員会書記、同省人民委員会筆頭副主席、同省人民評議会議長、同省共産党委員会書記、ホーチミン市共産党委員会筆頭副書記、ハイフォン市共産党委員会書記を歴任し、中央執行委員(第12、13期共産党大会)も務めている。