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アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため米国を訪問したボー・バン・トゥオン国家主席は、現地時間16日朝、米国のジョン・ケリー気候問題担当大統領特使と会見した。
両氏はこの席で、ベトナムと米国が両国関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げしたことを評価した。
また、トゥオン国家主席は、両国の協力関係強化、特にケリー特使が担当する気候変動対応やエネルギー転換促進などの分野における協力を歓迎し、エネルギー転換を進めるにあたり、公平性を確保することの必要性を主張した。
国家主席は、ベトナムが2050年までに「カーボンニュートラル」を達成すべく、化石燃料からクリーンエネルギーに移行してグリーン成長を促進し、気候変動に対応するための包括的かつ抜本的な対策を実施していると報告。
その一環として、ベトナムが「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力計画)」を承認したことを伝え、米国がベトナムのエネルギー転換プロジェクトに対し、さらなる便宜を図るよう提案した。
これを受けたケリー特使は、米国が一貫してベトナムとの関係を重視しており、ベトナムが地域で積極的かつ実質的な役割を果たすことを支持していることを確認。さらに、ベトナムの気候変動対応、汚染抑制、天然資源の持続的な管理・開発・運用の能力向上を支援することを約束した。