ホーチミン市カンゾー郡の観光地モンキーアイランドで4月22日午前、同市在住の女性ヴォ・ティ・キエウさん(68歳)がクマにかまれて大けがを負った。専門病院に緊急搬送されたキエウさんは一時危篤状態となったが、現在は症状が安定し回復に向かっているという。
調べによると、キエウさんは家族で遊びに来ていたが、トイレに行こうと一人でクマの檻(おり)のそばを歩いていたところを、クマに引っ張られ腕と太ももをかまれたという。キエウさんをかんだクマは体重100キロほどで、体内にチップを埋められて合法的に飼育されていた。現場の責任者は、キエウさんが立ち入り禁止となっている猛獣飼育エリアに勝手に入り込んでいたと話している。