ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ごみ拾い活動「トラッシュ・チャレンジ」、ベトナムで広がる

2019/03/15 05:32 JST配信
(C) vnexpress.net
(C) vnexpress.net 写真の拡大.

 公共の場でのごみ拾い前後(Before and After)の様子を写真に撮り、#trashtagや#basurachallengeのハッシュタグと共にインスタグラム(Instagram)に投稿するごみ拾い活動「トラッシュ・チャレンジ」がベトナム各地で広がっている。

 ホーチミン市のザン・ティ・キム・イエンさん(36歳)は、半年前から国内各地でごみ拾いのボランティア活動をしている。イエンさんが3月11日に南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市ビンルオン湾のごみ拾い前後の画像を#trashtagのハッシュタグと一緒にインスタグラムに投稿したところ、シェアや「いいね」の件数が急増し、投稿を見た人々による同様の画像投稿が増えている。

 2月14日~20日までビンルオン湾で行ったごみ拾いは、イエンさんにとって今までで最も大規模な活動になった。NPO法人スキューバ(Scuba)のメンバーである外国人の友人ハリー・イエレーク(Harrie Yelrek)さんと協力して各地の学校や行政機関、ホテルなどを回ってボランティアを募り、ごみ拾いを行った。集められたごみは村の人民委員会により処理場へ運搬された。

 美しい場所にごみが散乱しているのを見るのは耐えられないというイエンさんは、かねてからごみ拾い前後の写真を撮ってきた。色々な場所でごみ拾いをしてきたが、なかには南中部高原地方ラムドン省ダラット市や南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市のように危険な地形もあり、どこでも写真が撮れるわけではないという。

 そのなかでビンルオン湾の画像に対する反響の大きさにイエンさん自身が一番驚いているようだ。「元々ごみ拾い前後の写真を撮るのが好きだったのですが、まさか全国規模の活動になるとは思ってもいませんでした。せっかく拾ってもどうせまた誰かがごみを捨てるのに無駄なことをしてと言う人もいますが、私はこれからも頑張るだけです」。

 3月12日にはメコンデルタ地方キエンザン省フーコック島のホテル従業員グエン・チー・リンさん(18歳)がズオントー村の住宅街で、1人で8袋分のごみを拾う動画とごみ拾い前後の画像を投稿した。投稿から数時間後には「いいね」が1000件を超えた。

 ごみ拾い活動自体は数年前から米国で始められたが、最近になりスペイン人のユネス(Yunes)さんがごみ拾い前後の比較画像をインスタグラムに投稿したのを見た米国人のバイロン・ローマン(Byron Roman)さんが3月5日にインスタグラム上でシェアした。するとこの画像が30万件のシェア、10万件の「いいね」を集め、世界各地で同様のチャレンジに参加する人々の画像投稿が相次いでいる。

[vnexpress.net 06:30 13/3/2019, T].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続 (6:58)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メト...

商工省、トレーサビリティ管理システム運用開始 (6:18)

 商工省は23日、製品情報の透明化や消費者保護、企業の持続的発展の支援を目的として、公式ウェブサイト<www.verigoods.vn>でトレーサビリティ管理システムの運用を開始した。  同システムは

ホーチミン:豚肉を化学薬品で「牛肉」に偽装、7人逮捕 (5:54)

 ホーチミン市警察は、豚肉を化学薬品で加工し、「牛肉」として販売していた大規模な偽装食肉の製造・流通ルートを摘発したと発表した。  同ルートの7人が食品の偽装・販売容疑で逮捕された。このうち、レ・...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

VIETJOベトナムニュース、2026年ベトナム祝祭日カレンダー公開 (5:40)

 VIETJOベトナムニュースは、毎年ご好評をいただいております「ベトナム祝祭日カレンダー」の2026年版を公開いたしました。  このカレンダーは、ベトナム

ゲアン省:絶滅危惧種のアジアゴールデンキャットを初めて撮影 (4:29)

 北中部地方ゲアン省のプーホアット自然保護区の責任者であるグエン・バン・シン氏は17日、生きた野生のアジアゴールデンキャット(ベトナム語名:ベオルア=Beo lua、学名:Catopuma temminckii)の姿をカメラト...

地場PC1グループ、日本ハイフォン工業団地の第2期を着工 (4:22)

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で19日、日本ハイフォン工業団地(旧称:野村ハイフォン工業団地)の第2期の起工式が行われた。  同プロジェクトは、第1期の拡張事業にあたり、国内トップブランドの電力工事業者

進和、ベトナム現地法人をハノイに設立へ (3:12)

 金属接合・産業機械関連商品・製品の販売などを手掛ける株式会社進和(愛知県名古屋市)は、ベトナム現地法人をハノイ市に設立する。  進和は、2000年に設立したタイ子会社の進和インテック(SHINWA-INTEC)と...

ハノイ:ホアンキエム湖周辺でカウントダウンイベントを開催 (2:09)

 ハノイ市人民委員会はこのほど、2026年のカウントダウンイベント開催を承認した。カウントダウンイベントは、2025年12月31日(水)午後7時から2026年1月1日(木)午前0時まで、ホアンキエム街区ドンキンギアトゥッ...

25年GRDP成長率、ホーチミン+8.3% ハノイ+8.5% (23日)

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役としての地位を引き続き示した。これは先般開かれた同市共産党委員会の会議で発表されたレポートの中で明らかに...

国際金融センターの設立発表、ホーチミンとダナンの2拠点 (23日)

 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技術、人材を呼び込み、経済成長と国際統合を加速させる制度改革の節目となる。  IFCはホーチミン市と南...

地場ドジ、ハイフォンで75階建ての北部最高層ビルを着工 (23日)

 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプレックス(Dragon 75 Complex)」を着工した。同プロジェクトのハイライトとして、75階建ての高層ビルの建設...

ホーチミン:ガソリンスタンドでの振込決済が拡大 (23日)

 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上や待ち時間の短縮につながっている。  市内の多くのガソリンスタンドで給油機にQRコードが掲示されて...

シンガポールの市場調査会社、ベトナムオフィス開設 (23日)

 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハノイ市に新たなオフィスを開設した。  新オフィスの開設は、クライアントやパートナーにきめ細やかな...

ベトナム、貿易規模で世界トップ15入り 輸出入額が過去最高に (23日)

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高を更新した。これにより、ベトナムは貿易規模で世界トップ15に入り、東南アジア地域では第2位となった。こ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved