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4月16日午後、南中部沿岸地方ダナン市のホアバン総合病院に小学生35人が中毒症状を訴えて搬送された。小学生らによると、校門前で売られていた出所不明のスライム状のおもちゃで遊んでいたところ、胸部の圧迫感や息切れ、吐き気、腹痛などの症状が現れたという。
このうち、既往歴のある6人はダナン小児科・産婦人科病院に移送となり、同日午後の時点で、依然として18人に呼吸器系の中毒症状が見られた。
病院に運ばれたD・T・P・Lさんによると、問題のおもちゃは子供に人気の玩具スライムの一種で、2個5000VND(約24円)で購入した。水に入れるとクラゲのように膨らみ、子供たちは、よく色をつけて遊んでいるが、臭いを嗅ぐと吐き気がするという。
この騒動で小学校は消毒のため一時封鎖となり、おもちゃを売っていた商店も警察が事実関係を調査するため一時営業停止となった。現在、全国の小学校の周辺にある商店では、子供が喜びそうな各種玩具を取り扱っているところが多いが、その多くは安価で、出所不明のものが殆どであるため、使用すると健康に害を及ぼす危険性がある。