ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

華人系不動産の巨額横領事件、会長を2.8兆円の資金洗浄などで起訴

2024/07/16 03:05 JST配信
(C)Bao Chinh Phu
(C)Bao Chinh Phu 写真の拡大.
  • VPT会長ラン被告、資金洗浄罪でも起訴
  • 総額2兆7660億円をマネーロンダリング
  • ラン被告は既に資産横領罪などで死刑判決

華人系不動産大手VTPグループ(Van Thinh Phat Group)およびVTPと密接なコネクションがあるサイゴン商業銀行(SCB)における一連の違反事件の裁判に向けて、最高人民検察院がマネーロンダリング罪などで起訴状を発行した。VTP会長のチュオン・ミー・ラン被告(女・68歳)を含む34人が近く裁判にかけられる。

 ラン被告はこれに先立ち開かれた別の事件の裁判で、ホーチミン市人民裁判所から資産横領罪などで死刑判決を言い渡されている。こちらの裁判の対象となった事件は、ラン被告が経営支配権を掌握していたSCBを介して国民や企業から資金を調達し、不動産投資などの名目でSCBにVTP系列企業向けの違法融資を行わせ、同行に多額の被害をもたらしたというもの。

 今回起訴状が発行された裁判で対象となる事件は、ラン被告らが違法な社債発行を通じて投資家から資金を調達し、SCBの資金を横領して海外に違法送金したというもの。同事件でラン被告は、詐欺・資産横領罪、マネーロンダリング罪、国外への違法な資金持ち出しの罪に問われている。

 ラン被告らはSCBの415兆VND(約2兆5800億円)を横領したほか、VTP子会社4社が2018年から2019年にかけて25回にわたり違法社債発行を行い、3万5824人の投資家から30兆VND(約1860億円)を調達して横領した。この合計額445兆VND(約2兆7660億円)が資金洗浄され、このうち45億USD(約7100億円)が国外に違法輸送された。

 ラン被告は2011年に、◇SCB、◇ティンギアバンク(Tin Nghia Bank) 、◇フィコムバンク(Ficombank)が統合する形で誕生した新生SCBの経営支配権を掌握。SCBの資本金は2012年1月1日時点の10兆VND(約620億円)から15兆VND(約930億円)に引き上げられた。

 ラン被告は逮捕までに複数の個人・企業の名義を介してSCB株85.0~91.5%を保有。SCBの経営には直接参加していなかったが、側近らがSCBの要職を務めていた。残るSCB株は小口株主約4000人が保有していた。

 VTPは国内外にペーパーカンパニーを設立する形で1000社以上の系列企業を保有し、ラン被告の指示のもと、SCBは担保資産を審査せずにVTP系列企業に違法融資を繰り返し実施した。この結果、VTP系列企業は債務不履行となり、SCBは多額の不良債権を抱えることになった。検察によると、融資金や利息などを含め、被告らによってSCBが負うことになった担保資産相殺後の被害総額は498兆VND(約3兆0900億円)に上るという。

[Bao Chinh Phu 17:10 13/07/2024 U].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
訪越の高市首相、ベトナム首脳と会談 経済安保の優先協力を確認 (20:35)

 ベトナムを訪問中の高市早苗内閣総理大臣は2日、ハノイ市でレ・ミン・フン首相およびトー・ラム書記長 兼 国家主席とそれぞれ会談した。  両会談では、日越間の「包括的戦略的パートナーシップ」を一層強化...

TikTokで大流行、往年の名曲に乗せてベトナムのバインミー絶賛 (10:29)

 動画投稿プラットフォーム「ティックトック(TikTok)」で、欧米などの外国人観光客を中心に、ベトナムの国民食であるバインミーへの愛を表現する「Stand Banh My(スタンド・バインミー)」というトレンドが広がっ...

エアバスA320を操縦体験、ホーチミンの体験型カフェが人気 (9:05)

 ホーチミン市フーニュアン街区(旧フーニュアン区)にあるカフェ「ザ・フライトデッキ(The Flight Deck)」には、エアバス(Airbus)A320型のフライトシミュレーターが設置されており、飛行機の操縦体験ができるとし...

国旗掲揚台にはためく巨大な旗を20年縫い続ける職人、誇りと継承 (4/26)

 過去20年近くにわたり、北中部地方クアンチ省のヒエンルオン・ベンハイ国旗掲揚台にはためく国旗はすべて、省内に暮らす平凡な職人の丁寧な手作業によって縫い上げられてきた。国旗の大きさは約80m2と巨大だ。 ...

ホーチミン市博物館の秘密の地下通路、見学エリア拡大し再公開 (1日)

 ホーチミン市サイゴン街区のホーチミン市博物館にある広さ1400m2の秘密の地下通路が、半年の改修を経て再オープンした。今回、見学可能な部屋や展示物が追加された。 約150mに拡張された見学ルート  か...

中国コンビニの美宜佳、ベトナム進出 新ブランド「オーミー」展開 (1日)

 シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)によると、中国のコンビニ最大手である美宜佳(メイイージアー=Meiyijia)が東南アジア市場に進出し、ベトナムとマレーシアに新ブランド「オーミー(...

4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに読みたい記事9選 (4/30)

 今から51年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の正門に2台の戦車が突入し、サイゴンが陥落しました。これにより、長く続いたベトナム戦争が終結しました。 ...

ホーチミン:メトロ2号線延伸や新行政センターなど一斉起工 (4/30)

 ホーチミン市で29日、南部解放・南北統一51周年(1975年4月30日~2026年4月30日)を記念し、重点4事業の一斉起工式や、カンゾー国際積み替え港プロジェクトの投資家承認決定の交付式が開催された。  これらの...

ベトジェットエア、ハノイ~静岡線を運航開始 週3往復 (4/29)

 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は28日、ハノイ市と静岡県を結ぶ初の直行便を就航した。  同日に静岡空港で開かれた記念式典に

ホーチミン:南部解放記念日の花火で4月30日夜に交通規制 (4/29)

 ホーチミン市警察交通警察部(PC08)は、51周年を迎える南部解放記念日(1975年4月30日~2026年4月30日)を祝う花火の打ち上げに伴い、4月30日(木)の夜に市内の複数の道路で交通規制を実施すると発表した。 中心...

世界最大の水族館が誕生へ、ハロンの巨大海洋都市に建設 (4/29)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社で住宅開発最大手ビンホ

電気料金の計算時間帯を変更、夜間が「ピーク時」に移行 (4/29)

 商工省は、国家電力システムのピーク時間帯、オフピーク時間帯、通常時間帯を調整する決定を公布した。  注目すべきは、ピーク時間帯を全て夜間に移行したことで、新規定によれば、ピーク時間帯は毎日17時3...

ビンG、時価総額で東南アジア4位に急浮上 ベトナム企業初 (4/29)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)の株価が急騰し、時価総額が東南アジア第4位に浮上した。ベトナム企業が同地域のトップグループに入るのは初だ。

THACOと韓国現代ロテムが提携、メトロ向け無人運転車両を提供へ (4/29)

 鉄道車両や軍用兵器などを生産している韓国の現代ロテム(ヒョンデロテム=Hyundai Rotem)はこのほど、地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)と、ホーチミン市都市鉄...

ラム書記長と豪首相が電話会談、包括的・戦略的関係を深化 (4/29)

 トー・ラム書記長 兼 国家主席は24日、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相と電話会談を行った。両首脳は、両国関係が実質的に発展していることを歓迎し、あらゆる分野における協力を一層強化して...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved