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日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2020年1月1日時点における不法残留者数に関する統計によると、同時点の日本におけるベトナム人不法残留者数は1万5561人で、2019年1月1日時点の1万1131人と比べて+39.8%(+4430人)増加し、過去最高を更新した。
ベトナム人不法残留者の構成比は全体の18.8%で、国籍・地域別で韓国の1万2563人(全体の15.2%)を抜いて1位だった。ベトナム人不法残留者数は、2016年1月1日時点の3809人から約4.1倍に増加している。
不法残留者の総数は8万2892人で、2019年1月1日時点の7万4167人と比べて+11.8%(+8725人)増加した。不法残留者数は1993年5月1日時点の29万8646人から2014年1月1日時点まで減少が続いていたが、2015年1月1日時点から増加に転じている。
ベトナム人不法残留者数を在留資格別で見ると、1万5561人のうち技能実習が8632人、留学が3811人、特定活動が1815人、短期滞在が841人。また、日本人の配偶者等が13人、その他が449人だった。
不法残留者の多い上位10か国・地域と人数は以下の通り。
◇ベトナム:1万5561人(2019年1月1日時点比+39.8%増)
◇韓国:1万2563人(同▲1.6%減)
◇中国:1万0902人(同+7.7%増)
◇タイ:8872人(同+18.6%増)
◇フィリピン:6061人(同+11.9%増)
◇インドネシア:4180人(同+25.8%増)
◇台湾:3730人(同▲0.5%減)
◇マレーシア:1846人(同+2.1%増)
◇スリランカ:1112人(同+29.2%増)
◇シンガポール:994人(同▲2.6%減)
◇その他:1万7071人(同+3.5%増)