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米国のS&Pグローバル(S&P Global)が先般発表した2022年6月のベトナムPMI(製造業購買担当者指数)は51.2で、前月の54から▲2.8ポイント低下した。
ベトナムのPMIは、2021年4月に1年6か月ぶりの高値となる54.7を記録したが、同年6月には8か月ぶりに50を割り、以降4か月連続で50を下回り、10月に再び50以上を回復した。
7月は新規受注が10か月連続で増加したが、増加率は4月以降で最も低くなった。新規輸出受注も増加が続き、伸び率は新規受注を上回った。これを受け、生産量が4か月連続で増加したが、伸び率が低い水準にとどまっていた。
生産コストは増えており、増加率は2020年10月以降で最低だった。メーカー各社の販売価格も引き上げられているが、価格の上昇率は緩やかになった。
サプライヤーの納期遅れの報告は2か月連続で減った。一方、雇用創出は4か月連続で増加した。受注残の業務量は前月と同じ。
また、生産向け原材料の購買活動が引き続き増えているが、原料在庫が減少し、減少幅はこの1年で最も大きかった。完成品在庫も5か月連続で減った。
メーカー各社は顧客需要の改善などに期待しており、今後12か月で生産量が増加すると予想している。