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ホーチミン市人民委員会は先般、ホーチミン市ビンチャイン郡アンフータイ村のフーミーフンE地区で計画されている新ミエンタイ(西部)バスターミナル建設案件の投資主に、サイゴン交通運輸機械総公社(SAMCO=サムコ)を選定した。また、同社に対して年末までに同案件の詳細計画(縮尺500分の1)を作成するよう要求した。
既存のミエンタイバスターミナルは、ビンタン区キンズオンブオン通りに位置している。当初はビンチャイン郡タンキエン村に移転する計画だったが、2014年にナムサイゴン新都市区として開発した5つの地区の1つであるフーミーフンE地区に変更となった。
新バスターミナルは面積20haで、旅客処理能力は1日当たり5万人。運行車両数は1日2500本に上る見通し。同市都市鉄道(メトロ)3a号線(ベンタイン~タンキエン間)やモノレール2号線(8区~ビンタイン区間)、バス高速輸送システム(BRT)とも接続する計画だ。
新バスターミナルは、公共交通指向型開発(Transit Oriented Development=TOD)モデルに沿って建設され、ナムサイゴン新都市区のホテルやオフィス、ショッピングセンターなどの複合施設とも結ばれる。これにより、地元住民と観光客の公共交通機関の利用促進が期待されている。
なお、ビンタイン区に位置するミエンドン(東部)バスターミナルも移転が計画されている。新ミエンドンバスターミナルは、ホーチミン市と東南部地方ドンナイ省、同ビンズオン省の境に建設する予定で、面積は16万0370m2となる。