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シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(GrabTaxi)はこのほど、同業ウーバー(Uber)の東南アジア事業を買収したことについて、交通運輸省に報告書を提出した。
それによると、グラブは3月26日にウーバーの東南アジア事業買収を発表した。ベトナムではウーバーの契約や運転手などを引き継ぐ。ただし、運転手の同意を得てから登録手続きを案内しているため、グラブの車両総数はまだ報告できないとしている。
グラブによるウーバーの東南アジア事業買収が競争法の規定に抵触するとの懸念については、配車アプリを使用している企業はグラブ以外にも従来のタクシー会社を含め10社程度存在するため、ウーバーとグラブの競争がなくなっても独占状態にはならないと主張している。
この問題を巡っては、商工省傘下の消費者保護・競争局(VCA)が4月13日、競争法違反に関する30日間の予備調査を開始すると発表。フィリピンやシンガポール、マレーシアの東南アジア3か国の当局も調査に乗り出している。