![]() (C) vnbusiness ![]() |
商工省傘下ベトナム電力グループ(EVN)の子会社、北部電力総公社(EVN NPC)は23日、東北部地方クアンニン省の一部地域の電力需要に対応すべく、中国の広西チワン族自治区の電力会社と電力購買契約を締結した。
広西チワン族自治区に隣接するクアンニン省モンカイ市と、広西チワン族自治区東興市を結ぶ110kVの送電線が、22日に接続された。ベトナム側への送電は24日から行われ、モンカイ市とハイハー郡(huyen Hai Ha)に電力が供給される。
契約によると、中国側はベトナム側に最大容量70MW、月間発電量3000万kWhを供給する。契約期間は7月末まで。
中国から電力を輸入する背景として、◇猛暑により電力需要が急増していること、◇雨量の減少により水力発電所がフル稼働できないこと、◇クアンニン省で森林火災が発生し、省内の110kV送電線2本に影響を及ぼしたこと、などが挙げられる。
EVN NPC は2005年から2016年にかけても、モンカイ市~東興市間の送電線を介して中国から電力を輸入していた。
EVNは中国だけでなく、ラオスからも電力輸入を強化する計画。なお、商工省は機関や組織、また全国民に対し、節電を呼び掛けている。