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11月に国会で可決された改正労働法(2021年1月1日施行)では、現行法で規定されている「賞金」が「賞与」の表記に改められ、全国の労働者から注目を集めている。
改正労働法第104条では、「賞与は会社の業績、労働者の仕事のノルマ達成度に基づき雇用者が労働者に授与する現金、またはその他の形態の財産」と定義され、「授与方針は雇用者が労働者を代表する組織と相談した上で決定し職場で公表しなければならない」と規定されている。
これにより、企業各社は現金のほか、企業の製品などの現物やサービスなどを賞与として労働者に授与することが可能になるものと解釈できる。
雇用者は労働者に賞与を授与する義務を負わないが、経営が苦しい場合を除き、殆どの企業が労働者への動機付けやテト(旧正月)明けの離職防止を目的にテト賞与を支払っている。
なお、労働傷病兵社会省傘下の給与・労働関係局によると、2019年のテトの賞与の全国平均額は631万VND(約3万円)で、前年と比べて+11.4%増加した。